わたしたちは「記憶(思い込み)」の影響を
受けている、という話をしたいと思います。
中学生で突発性難聴になった、という
男性Bさんのセッションをした時のこと。
Bさんは、ある外資系保険会社のTOT。
セッションは難聴に全く関係のない感じで
スタートしたんですが、なんとなくふと
気になって、難聴になったのはいつからなのか?
を聞いたんですね。
「子どもの頃から耳が遠くて、よく親から
ツンボ!ツンボ!って言われてたんですよ。笑
難聴になったのは中学生の終わりくらいからです。」
(*ツンボとは耳が遠くて聞こえにくい人のことを
言います。)
で、Bさんがどんな子どもだったのかも
聞いていきました。
妄想することが好き。
自分の世界に入るのが好き。
そんな子どもだったと言います。
妄想が好き。。。
自分の世界に入るのが好き。。。
あれ??????????
「Bさん、ホントに耳が遠かったと思いますか?
もしかして、とんでもなく集中してたら、
結果、聞こえなかっただけ、とかじゃないですか?
妄想してるとき、自分の世界に入ってるとき、
あまりに高い集中力で、声をかけてくれている人とは
全く別の時空にいた、みたいな、そんな感じでは
なかったでしょうか? どうですか?」
Bさんの目から、突然、大粒の涙が溢れました。
「あぁ。。。そうかもしれない。
きっとそうなんでしょうね。」
そのセッションから2週間後、再びセッションを
受けに来られたBさんが、
「あれから嘘みたいなんですけど、難聴の
症状が全くなくて、耳は良く聞こえるし、
集中力が前より格段に増した気がするんです!」
そう。
Bさんは、ただただ、集中力が高かったんです。
集中し過ぎて、周りからすると
「聞こえてない=耳が遠い」だったんですね。
それで、ツンボツンボと言われて、結果、
Bさんは集中することをブロックして、
難聴になったんです。
Bさん本人がそう解釈して思い込んだんですね。
けれど、難聴から解かれ、同時に集中力も
解放され、それから間もなく、
壁だと思っていたCOTのタイトルも
最速で手に入れられました。
わたしたちはホントに記憶の影響を大きく
受けています。
それらのほとんどが、思い込んだ当時の解釈のまま。
いまの自分に見合わない、
カスタマイズされていないものだったりします。
だから、ときには棚卸ししてみて、
いまの自分都合に解釈をカスタマイズしてみても
いいかもしれません^^